芳賀 繁 氏
ACFE JAPAN ウェブ セミナー
カテゴリー |
不正防止 人間工学 心理学 |
コース名 |
違反の心理学と新しい安全マネジメント |
講師 |
芳賀 繁 氏 |
形式 |
ウェブ セミナー (webinar) |
受講者像 |
工程管理担当者 業務品質管理者 不正検査担当者 リスク管理担当者 |
C P E |
3 単位 (不正検査)講義動画をご覧になり、アンケートに回答してください。すべての活動を完了させると、CPE を取得でき、CPE 単位取得証明書が発行されます。報告年度ごとの単位算入上限:なし (無制限) |
学習時間 |
CPE 単位数と同程度の時間が想定されます。 |
価格 |
会員:9,900円/一般:16,500円 |
販売期間 |
2020年9月3日〜 |
注意事項 |
特になし |
※学習時間は、例としてCPE 3 単位なら 3 時間程度となります。CPE 規定により前後する場合もあります。
※会員価格は、ACFE (ACFE JAPAN) の CFE 会員・アソシエイト会員・法人会員所属員の方に適用されます。
ACFE JAPAN ウェブ ラーニングのみご利用の方や、ACFE (ACFE JAPAN) 会員資格が無効の方には、一般価格が適用されます。
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違反をするのは一部の不良社員だけではありません。小さな違反は誰でもします。違反の要因は個人の中だけにあるのではなく、ルールの問題、管理の問題、職場風土の問題とも関連しています。エラーや違反によって起きる事故やトラブルの対策として、多くの企業・組織が行っている安全マネジメントは、「ルールやマニュアルを決めてそれを皆に守らせる」というマニュアル主義に偏重しています。その結果、増える一方のマニュアルに、現場第一線は疲弊し、仕事意欲が低下し、小さなトラブルや違反はいつまでもなくなりません。この行き詰まりを変える可能性を持つのがレジリエンス・エンジニアリングに基づく安全マネジメントです。本セミナーは、JRの研究所等で鉄道の安全に関わる心理学、人間工学に携わった講師が、現場第一線での経験を踏まえ、ヒューマン エラーと違反と事故の関係を整理し、次に違反およびリスク行動の心理的要因を解説します。最後に新しい安全マネジメントの考え方として近年注目を集めている「レジリエンス・エンジニアリング」を紹介し、失敗を防ぐマネジメントから成功を増やすマネジメントへの転換を提案します。また、違反の多くはリスクを伴うため、リスク認知やリスク テイキング行動のプロセスに関する心理学研究も紹介します。
※ 講義は登壇者の見解であり、一般社団法人 日本公認不正検査士協会ほかいかなる団体の見解を表すものではありません。
第1部
1. 不正行為と違反とヒューマン エラーエラーと違反2. ヒューマン エラーのメカニズム・入力エラー (知覚・認知の失敗) と対策・媒介エラー (判断・決定の失敗) と対策・出力エラー (動作・操作の失敗) と対策・記憶エラー (ラプス) と対策・注意と不注意
第2部
3. 違反の心理的要因・James Reason の違反分類違反の要因・マニュアル違反をなくそうとしても・安全ルール違反の多発領域4. 人はなぜリスクをとるのか・リスクの大きさ・リスク テイキング行動とは・リスク テイキングのプロセス・リスク テイキング行動の要因
第3部
5. 安全マネジメントの現状と問題点・安全マネジメントの現状とその結果・ヒューマン エラー対策の悪循環・マニュアルの限界・これまでの安全マネジメント(セーフティT)6. 新しい安全マネジメント:「失敗を防ぐ」から「成功を増やす」へ・安全の再定義
芳賀 繁(はが しげる) 氏株式会社社会安全研究所 技術顧問 (ヒューマン ファクター研究担当)立教大学 名誉教授、博士 (文学)
1977 年、京都大学大学院 修士課程 (心理学専攻) 修了。国鉄に就職し、鉄道労働科学研究所、JR鉄道総合技術研究所で鉄道の安全に関わる心理学、人間工学の研究に携わる。1995 年、東和大学 工学部経営工学科。1998 年、立教大学 文学部心理学科、2002 年、同教授、2006年、立教大学 現代心理学部心理学科 教授などを経て、2018 年 4 月から現職。 ヒューマン エラー、ヒューマン ファクターズ、交通行動、違反の研究のほか、最近はレジリエンス・エンジニアリングの立場からの安全マネジメントの啓蒙と実践活動にも力を入れている。
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