伍井 和夫 氏
ACFE JAPAN ウェブ セミナー
カテゴリー |
職業倫理 倫理経営 倫理 |
コース名 |
「倫理観を麻痺させる忖度社会」に関する文化人類学的考察 |
講師 |
伍井 和夫 氏 |
形式 |
ウェブ セミナー(Webiner) |
受講者像 |
監査役の方 内部監査室の方 財務部の方 経理部の方 管理職の方 不正調査担当者 不正対策に取り組む方 不正検査担当者 内部通報担当者 会計担当者 グローバル リスク管理担当者 CFE有資格者 経営企画部門 |
C P E |
1単位 (倫理)講義動画をご覧になり、アンケートに回答してください。すべての活動を完了させると、CPE を取得でき、CPE 単位取得証明書が発行されます。報告年度ごとの単位算入上限:なし (無制限) |
学習時間 |
81分 |
価格 |
会員:3,300円/一般:5,500円 |
販売期間 |
2025年1月20日〜 |
注意事項 |
ご利用開始日から3か月以内にご受講ください |
※学習時間は、例としてCPE 3 単位なら 3 時間程度となります。CPE 規定により前後する場合もあります。
※会員価格は、ACFE (ACFE JAPAN) の CFE 会員・アソシエイト会員・法人会員所属員の方に適用されます。
ACFE JAPAN ウェブ ラーニングのみご利用の方や、ACFE (ACFE JAPAN) 会員資格が無効の方には、一般価格が適用されます。
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本講義のテーマである『忖度』は、2017年の流行語になったが、この言葉が脚光を浴びるきっかけになったのは、学校法人「森友学園」をめぐる騒動である。具体的な対処方法と、根本的な解決の可能性について述べるのが本講義の目的である。
本講義のテーマである『忖度』は、2017年の流行語になったが、この言葉が脚光を浴びるきっかけになったのは、学校法人「森友学園」をめぐる騒動である。評価額がおよそ9億6000万円の国有地が、8億円以上値引きされて学園に払い下げられたのは、政治家の口利き、あるいは財務省の官僚の忖度があったからではないかと取り沙汰された。ここでは、財務官僚の倫理観を機能不全に陥れた『忖度』の背景を、文化人類学的考察を用いて解析する。そして、具体的な対処方法と、根本的な解決の可能性について述べるのが本講義の目的である。
※ 講義は登壇者の見解であり、一般社団法人 日本公認不正検査士協会ほかいかなる団体の見解を表すものではありません。
第1章 「2017年の忖度」とは何か
2017年の森友学園騒動の概要を述べ、「2017年の忖度」(以下、『忖度』と記す)を再定義する。
第2章 世間とは何か
『忖度』の背景である「世間」の概要を述べ、『忖度』の構造を明らかにする。
第3章 社会と世間
主要な参考文献の一つである阿部(2006)『近代化と世間』から得た知見を活用して、西欧発祥の「社会」とわが国独特の「世間」を比較分析するという『忖度』に関する文化人類学的考察を試みる。
第4章 現実的な対処法
わが国では『忖度』が倫理観を麻痺させることが不可避であることを前提にして、具体的な対処方法を整理して述べる。
第5章 第三者委員会の普及が示唆するもの
近年の第三者委員会の活躍に注目し、「倫理観を麻痺させる忖度社会」からの脱却の可能性について議論する。
博士(経営学)横浜国立大学、公認不正検査士、公認内部監査人、元帝京大学経済学部経営学科・大学院経済学研究科 教授
1977 年に株式会社三和銀行 (現:株式会社三菱UFJ銀行) 入行。ドイツ連邦共和国マンハイム大学経営学部への2年間留学を含めてドイツで11年余り勤務する。
2001年よりUFJホールディングス株式会社 内部監査部 企画担当調査役
2004年より東洋電機製造株式会社 内部監査部門長
2013年より帝京大学
2022年に定年退職
・単著 『監査人のための認知心理学 −監査人を見守る科学のまなざし』東京出版、 2012年 ・共著 『ガバナンス構造の変化と内部監査』同文舘出版、 2020年
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